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2016.02.06
TOPICS聖心学園ブログ
1月29日(金)に全校生徒対象の人権教育講演会を開催しました。
1月29日(金)15時30分より、本校体育館において、人権教育講演会を開催しました。異文化理解を目的とした今回の講演会には、講師に南アフリカ出身のトーマス・C・カンサさんをお招きしました。カンサさんの人柄に触れ、生徒達はとても楽しく、そして真剣に講演に聴き入っていました。講演を通して生徒達には、差別や暴力のない平和でお互いに支えあう世界の実現に向けて、考える良い機会になりました。
以下は生徒の感想です。
〇1年生(女子)
トーマスさんの話の中で、人種差別の話が印象に残っています。黒人は学校に行けなかったり、結婚することができなかったり、日本では考えられないことをたくさん聴きました。例えば、アパルトヘイトの恐ろしさ、人種差別の酷さを知ることができました。この講演で学んだことを多くの人に伝えて行きたいです。
〇2年生(女子)
今日のトーマスさんの講演を聴いて一番印象に残っているのは、「すべてのものに感謝する」ということです。普段は周りにいる人や物が当たり前だと思っていて、特に感謝するという意識はありませんでした。これからは、私の周りにいてくれる人や物に感謝されるような人になれるよう生きて行きたいです。
〇3年生(男子)
一番心に響いたのは、「勉強は職業のために、学びは生きるために」という言葉です。トーマスさんは、アパルトヘイト政策下で思うように教育が受けられませんでした。しかし、仲間や先生といった存在が、思いやりの精神で接することで、勉強よりずっと大切なものを「学び」と称されるものの形で得られることに気付かせてくれたのだと思います。このような、「学び」を身に付けられるように、努力をして行きたいです。
〇4年生(女子)
今日の講演での話を聴き、両親の大切さを思い知りました。意見が食い違う時があったりするけれど、今の自分があるのは両親のおかげであり、両親に対する感謝の気持ちを大切にして行きたいです。
〇5年生(男子)
今日の講演で印象に残ったのは、「自由には責任が伴う」ということです。私達は勉強,仕事,社会的な抑圧から自由を求めたがりますが、責任をもつことの大切さも忘れないようにしたいです。トーマスさんがおっしゃった、「世のために尽くす姿勢」を見本とし、今自分にできることから着実に歩を進めて行きたいです。