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2019.11.25

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【14期生 修学旅行(11/18~25、スペイン)】修学旅行団は関西国際空港に無事到着し、解散しました(11/25 11:15)



【アルハンブラ宮殿(11/23)】
今日は、みなが楽しみにしていたグラナダのアルハンブラ宮殿の見学です。グラナダでこの時期にまとまった雨が降ることはないとのこと、今日は朝からその「まとまった雨」です。そもそも、アルハンブラ宮殿は、イベリア半島最後のイスラム王朝がキリスト教勢力の国土回復運動に抵抗して建設した「最後の砦」。めったに見ることができない憂愁に満ちた「雨のアルハンブラ」は往昔に思いを馳せるのにはまたとない機会です。

まずは、王の夏の離宮「ヘラネリフェ」へ。アルハンブラ宮殿とグラナダの街並みを見渡しながら、イスラムとカトリックの様式が融合した美しい建築と庭園を散策。そして、いよいよアルハンブラ宮殿へ。イスラム建築の最高傑作ともされる「ナスル朝宮殿」では、細部まで施された装飾、直線の列柱と曲線のアーチの連続、ふだんは鏡面のような池に次々に広がる波紋……。壮大なゴシック建築とは異なる、整然としていて繊細なイスラム建築の魅力を存分に感じてきました。続いて、宮殿の向かい側の丘に広がる、旧市街「アルバイシン地区」へ。ここはグラナダ最古の街といわれ、曲がりくねった傾斜のある小道に白壁の家が立ち並ぶ美しい街で、現在は世界文化遺産にも登録されています。散策をしながら展望台へ至り、アルハンブラ宮殿とグラナダ市街、遠くのシエラ・ネバダ山脈を一望。雨に濡れる壮麗な宮殿からイスラム王朝最後の盛衰を感じつつ、記念撮影。

昼食後、バルセロナへの移動のため、グラナダ空港へ移動。ここで、初日からお世話になった2人のガイドさんともお別れです。5日間も一緒に過ごすと家族のようなもの、最後まで別れを惜しみました。ありがとうございました!

そして、この修学旅行最後の都市バルセロナに空路向かおうとしたところ、天候不良による欠航が決まり、セビリアからのフライトとのこと。仕方なく、セビリアに向かうバスを待っていると、今度は一転して飛ぶことになったとの連絡。再びチェックイン、手荷物検査を行なって待っていると、また一転、機材未到着による欠航になってしまいました。結局、航空会社の手配したグラナダのホテルに宿泊することになり、部屋に入る頃にはもう深夜になっていました。

【速報】4年生 スペイン修学旅行 6日目
昨日はバルセロナへの便が欠航になりましたが、本日、9:40発の便で無事にバルセロナに到着いたしました。
昨日は、天候不良による「欠航」から一転して、「出発」になり、また一転して、機材未到着による「欠航」。その後、バスでグラナダのホテルへ。結局、部屋に入れたのは深夜になりました。生徒は、振りまわされ右往左往しながらも大きな文句も言わずに対応。本当に立派な高校生になったな、と感じました。これから、昼食、その後、サグラダ・ファミリアなど観光に出かけます。(11/23  21:00  ※現地時間13:00更新)

【速報】4年生 スペイン修学旅行 5日目
本日夕方にグラナダより空路にてバルセロナに向かう予定でしたが、天候不良により欠航となりました。今晩はグラナダにて宿泊、明日9:40発の便にてバルセロナに向かう予定です。明日昼以降、当初の日程に戻ります。
本日の報告は後ほどアップいたします。悪しからずご了承ください。(11/23   7:20 ※現地時間11/22  23:20更新)

【セビリア観光(11/22)】
本日は、南部アンダルシア州の州都セビリアの観光です。
半数以上の生徒が7:00前から朝食をとりはじめるほど十分に睡眠をとったようで、今日も全開です。セビリアの街はマドリードのレンガ街とは異なり、白亜と黄色のコントラストの美しい街衢にイスラム建築が融合する落ち着いた雰囲気。まずは、グアダルキビル川の河畔に造られた「黄金の塔」を見学。その後、スペイン王室の宮殿「アルカサル」へ。ここは、明日訪れるアルハンブラ宮殿を意識した「ムデハル様式」で造られた、ヨーロッパとイスラムが融合した世界文化遺産です。日本では味わえない独特な建築や庭園、イスラム風の意匠にみな興味津々。

そして、世界の大聖堂の中で3番目の大きさを誇る世界文化遺産「セビリア大聖堂」(カテドラルとヒラルダの塔)へ。2日目トレドのカテドラルもさることながら、キリスト教のゴシック建築の壮大・重厚かつ繊細さが生み出す荘厳な雰囲気に圧倒されつつ、ガイドさんの説明に導かれ、次々とシャッターを切っていました。ここには、かつてイスラムのモスクがあった名残も残され、モスクの尖塔(ミナレット)だったものがヒラルダの塔として転用されており、この上の展望台から美しいセビリアの街を一望。その後、セビリアの街並みを散歩。「スペイン広場」を経てレストランで昼食をとり、その後バスでグラナダに移動しました。

1つの国ながら様々な要素が混在・融合するスペインに直接触れることで、「世界」の多様性や奥深さを感じ、これからの将来を自ら考えて切り拓く、そんな人間に成長してほしいと思います。

【学校間交流(11/21)】
本日はマドリードの「ラミロ・デ・マエトゥ校」との交流会です。
昨日の疲れも見せず、聖心学園の誇りである制服を身にまとい、全員元気に臨みました。「ラミロ・デ・マエトゥ校」到着後、当校の校長先生より学校紹介もかねて歓迎のご挨拶。当校が創立80年の公立校で、レティシア王妃やペドロ・サンチェス首相の母校でもある、スペインを代表する名門校であることが紹介されました。在籍数は約1800名(中学校・高等学校に相当)ですが、学校を「私たちの村」「小さな村」と呼んでおり、本校と同様に少人数制の教育を行なっているそうです。歓迎のお言葉に対して、荒木学校長よりお礼の挨拶と、吉野杉にほどこされた四神の透彫を記念品として贈呈しました。

その後、校長先生のご案内で校内を見学。校長室やセレモニーホールなどには文化財級の美術品が飾られ、役割を終えた荘厳な礼拝堂は博物館として残され、約300人が収容できる創立当時からの壮大な劇場があり……私たちの想像をはるかに超える「学校」で、ここでもスペインの奥深さを感じることとなりました(収蔵する美術品の図録を記念品としていただきました)。

そして、生徒同士による交流会がスタート。体育館に入った直後から、英語でコミュニケーションをはかったり、バスケットボールやバドミントンをしたり……。双方ともに臆することなく、自然に交流が始まり各々親交を深めました。1時間ほどの交流でしたが、別れが惜しくなるほどの関係になった生徒も……。言語や文化が違ってもお互いを尊重する気持ちがあれば必ず分かり合える。今日の出会いと経験を大切にしながら、これからの時代の「世界」をリードする人間に必要なことは何か、各自が考えるきっかけにしてくれればと思います。

昼食後、マドリード・アトーチャ駅へ。ここで首都マドリードともお別れ。特急「AVE」にて南部アンダルシア地方のセビリア(セビージャ)へ2時間半ほど移動しました。車窓は、なだらかな平原と丘陵に麦畑とオリーブの木が広がり、やがて日没。19:00頃セビリア駅に到着し、ホテルに入りました。ホテルで夕食を済ませ、今日も「世界」を体感した素晴らしい1日を終えることができました。

【マドリード、トレド市内見学(11/20)】
今日はいよいよマドリードとトレドの市内見学です。

昨晩はよく休んだようで、全員元気そうに朝食をいただいて出発。壮大なスペイン王宮を見学した後、スペインの至宝・プラド美術館へ。教科書などで観たことのある名作の数々に感動!「世界」の本物を直に感じる貴重な機会になりました。その後、サッカースタジアム「サンチャゴ・ベルナベウ」に移動。ここは、言わずと知れた世界屈指の強豪クラブ「レアル・マドリード」のホームスタジアム。数々のトロフィーなど栄光あるクラブの歴史に触れながら、スタジアムからグラウンドまで足を踏み入れて、「世界」トップクラスの戦いの熱を体感してきました。

午後、マドリードから南に約70km、古代ローマ時代から要塞都市として栄えた古都トレドへ。世界文化遺産にも登録されている旧市街は、まるでタイムスリップしたような街並みが広がっていました。スペイン全土のカトリック教会の総本山「カテドラル」の建築や主祭壇の彫刻、貴重な絵画や天井画などなど…ただただ圧倒されるばかり。また、サント・トメ教会では、エル・グレコの最高傑作「オルガス伯爵の埋葬」も鑑賞。はかりしれない「世界」の広さや奥深さを感じる体験でした。

夕食は「フラメンコ・ディナー・ショー」。明日向かう南部アンダルシア地方に伝わる迫力ある歌、踊り、伴奏を堪能しながらの食事となりました。充実した2日目、生徒の眼も輝いており、明日からの日々も心待ちにしているようです。

【マドリードに到着しました(11/19)】
さわやかな秋晴れのもと、今年度の修学旅行がはじまりました。中等4年生43名全員が楽しみな表情を浮かべて元気に関西国際空港に集合。フィンエアー機にてヘルシンキを経由してマドリードに到着しました。

今日は移動だけの1日でしたが、疲れも見せず、明日のマドリード市内見学を心待ちにしている表情が見られました。日本とは違う文化や芸術などに直に触れ、実り多い修学旅行にしてほしいと思います。


【修学旅行結団式が行われました(11/16)】
14期生の修学旅行が11月18日(月)~25日(月)まで行われます。今年度は、8期生以来のスペインへの修学旅行となります。フィンランドを経由してスペインの首都マドリードに入り、トレド、セビリア、グラナダ、バルセロナの各都市を巡ります。この間、異文化が融合・共生するスペインの世界遺産、芸術、スポーツなどを体感するほか、現地の高校を訪れて高校生との交流を行います。なお、修学旅行の様子は公式Facebookで随時報告する予定です。

11月16日(土)に修学旅行の結団式が行われました。生徒たちは、引率していただく校長先生の挨拶をはじめ学年主任、旅行会社の方々の説明を熱心に、そして楽しそうに聞き入っていました。

最後に、生徒代表が修学旅行に向けて決意表明を行いました。皆さん、思い出作りとグローバルな世界を思いっきり満喫してきてください。




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